この曲はもともと、スコットランドの民謡だったものを、明治時代に唱歌として採用され、それが現在も歌いつづけられています。知名度という意味では、かなりの高さを持っている歌曲と言えましょう。ただし、知られているのは、2番まで。実は、この歌には3番と四番があることをご存知ですか。特にこの四番に注目してみましょう。今となっては、もう知る人も少ないのですが、これを私は台湾の方から教えられました。
蛍の光 窓の雪
書(ふみ)よむ月日かさねつつ
いつしか年もすぎのとを
あけてぞ今朝は別れゆく
とまるもゆくも 限りとて
かたみにおもふちよろづの
こころのはしを人ごとに
幸(さき)くとばかりうたふなり
つくしのきはみ みちのおく
海山とほく へだつとも
そのまごころは へだてなく
ひとつに尽くせ 国のため
台湾のはても 樺太も
やしまのうちの守りなり
いたらん国にいくさをしく
つとめよわがせ つつがなく
ちなみに四番の歌詞は当初は「千島のおくも 沖縄も・・・」となっていたそうです。これが、日清、日露の戦争を経て、歌詞が変更されたそうです。また、戦争を肯定しているということで、3番も歌われなくなって、現在にいたっています。