常夏の島 

萱島保之 作歌

一.
常夏の島の太陽を
 君知るや熱血の
日本男子(やまとをのこ)の胸に凝る(こる)
 赤誠(せきせい)のごとく燃ゆるよ

ニ.
南のしづめ新高(にひたか)を
 君知るや真夏の日
山頂(やまいただき)の雪白く
 紺青(こんじゃう)の空を凌ぐよ(しのぐよ)

三.
わが日の本(もと)の南端(なんたん)を
 君知るや暗き夜
黒潮躍る海原(うなばら)を
鵞鑾鼻(がらんび)の燈(ひ)の照らすよ

四.
常夏の島の月夜を
 吾(きみ)知るや椰子の葉の
風に吹かれてさやさやと
 地上に青く踊るよ